16列MDCTにおけるVirtual Endoscopyの被曝低減を目的とした撮影条件の基礎的検討

当院の16列MDCTにおけるVirtual Endoscopyの画質に影響する機器的因子を把握して,画質を損なうことなく,被曝低減と短時間撮影が実現できるかを目的にファントム実験を実施した。その結果,Virtual Endoscopyの画質に影響する因子は,スライス厚,設置角度,Rotation time, Table speed, mAs/slice,解像度が考えられ,それぞれの項目の最良の条件を組み合わせることにより,通常の画質を維持しながら線量で40%,撮影時間で50%軽減させることが可能になった。今後は更なる機器の性能向上も見据えながら,臨床におけるVirtual Endoscopyの...

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Published in日本農村医学会雑誌 Vol. 55; no. 5; pp. 459 - 464
Main Authors 加藤, 公規, 山田, 泰司, 中村, 俊一, 宮下, 憲暢, 岡崎, 真悟, 永井, 信, 菅原, 司, 藤永, 明, 近藤, 規央
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本農村医学会 01.01.2007
日本農村医学会
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ISSN0468-2513
1349-7421
DOI10.2185/jjrm.55.459

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Summary:当院の16列MDCTにおけるVirtual Endoscopyの画質に影響する機器的因子を把握して,画質を損なうことなく,被曝低減と短時間撮影が実現できるかを目的にファントム実験を実施した。その結果,Virtual Endoscopyの画質に影響する因子は,スライス厚,設置角度,Rotation time, Table speed, mAs/slice,解像度が考えられ,それぞれの項目の最良の条件を組み合わせることにより,通常の画質を維持しながら線量で40%,撮影時間で50%軽減させることが可能になった。今後は更なる機器の性能向上も見据えながら,臨床におけるVirtual Endoscopyの精度や位置づけについても検討を行なっていきたい。
ISSN:0468-2513
1349-7421
DOI:10.2185/jjrm.55.459