膵内分泌腫瘍治療の今後の展望

膵内分泌腫瘍には複数の増殖因子やその受容体が高発現していることが明らかにされており,これらの増殖活性を阻害する分子標的治療薬の臨床的な効果が期待されている.分子標的治療薬を用いた大規模な臨床試験は主に低悪性度の膵内分泌腫瘍を対象としており,近い将来,本領域における標準治療薬となる可能性が高いと考えられている....

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Published in膵臓 Vol. 23; no. 6; pp. 716 - 719
Main Authors 奥坂, 拓志, 上野, 秀樹, 森実, 千種, 近藤, 俊輔, 池田, 公史, 仲地, 耕平, 光永, 修一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本膵臓学会 2008
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Summary:膵内分泌腫瘍には複数の増殖因子やその受容体が高発現していることが明らかにされており,これらの増殖活性を阻害する分子標的治療薬の臨床的な効果が期待されている.分子標的治療薬を用いた大規模な臨床試験は主に低悪性度の膵内分泌腫瘍を対象としており,近い将来,本領域における標準治療薬となる可能性が高いと考えられている.
ISSN:0913-0071
1881-2805
DOI:10.2958/suizo.23.716