田原ら“悪性リンパ腫診断における気管支鏡検査の有用性”

体表から触知できるリンパ節病変のない悪性リンパ腫疑い症例に対して肺・縦隔・胸膜病変がある場合, 我々呼吸器外科医は血液内科医より確定診断のために切除生検を依頼される機会がしばしばある. 悪性リンパ腫の組織診断では検査に適した大きめの検体を確実にかつ早急に得ることが求められる. 小さな検体故に診断に苦慮すると治療開始を遅らせてしまうという懸念より, 肺病変を認めても積極的に気管支鏡下生検を行うことはためらう傾向があると思われる....

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Bibliographic Details
Published inThe Journal of the Japan Society for Respiratory Endoscopy Vol. 39; no. 6; p. 485
Main Author 坂口, 浩三
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会 2017
日本呼吸器内視鏡学会
The Japan Society for Respiratory Endoscopy
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ISSN0287-2137
2186-0149
DOI10.18907/jjsre.39.6_485

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Summary:体表から触知できるリンパ節病変のない悪性リンパ腫疑い症例に対して肺・縦隔・胸膜病変がある場合, 我々呼吸器外科医は血液内科医より確定診断のために切除生検を依頼される機会がしばしばある. 悪性リンパ腫の組織診断では検査に適した大きめの検体を確実にかつ早急に得ることが求められる. 小さな検体故に診断に苦慮すると治療開始を遅らせてしまうという懸念より, 肺病変を認めても積極的に気管支鏡下生検を行うことはためらう傾向があると思われる.
ISSN:0287-2137
2186-0149
DOI:10.18907/jjsre.39.6_485