周術期肺血栓塞栓症スクリーニングにおける下肢静脈弁ポケット内血栓の検出に関する検討

目的: 周術期肺血栓塞栓症予防における静脈弁ポケット内血栓検出に関して検討した.対象: 2009年11月から2010年5月までに当院で術前スクリーニングにより最高リスク群に分類された全身麻酔下手術を施行した患者17名である.結果: 17名中9名で静脈血栓陽性となり, このうち5例が静脈弁ポケット内血栓であった.結論: 静脈弁ポケット内血栓は超音波検査でのみ検出可能だが, 早期発見・早期治療のさらなる意義については今後の検討を要する....

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Published in順天堂医学 Vol. 58; no. 5; pp. 436 - 440
Main Authors 大澤, 和彦, 小松, 孝行, 菊地, 利浩
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 順天堂医学会 2012
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ISSN0022-6769
2188-2134
DOI10.14789/pjmj.58.436

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Summary:目的: 周術期肺血栓塞栓症予防における静脈弁ポケット内血栓検出に関して検討した.対象: 2009年11月から2010年5月までに当院で術前スクリーニングにより最高リスク群に分類された全身麻酔下手術を施行した患者17名である.結果: 17名中9名で静脈血栓陽性となり, このうち5例が静脈弁ポケット内血栓であった.結論: 静脈弁ポケット内血栓は超音波検査でのみ検出可能だが, 早期発見・早期治療のさらなる意義については今後の検討を要する.
ISSN:0022-6769
2188-2134
DOI:10.14789/pjmj.58.436