Diagnosis Procedure Combination調査データを用いた病院群Ⅰ群とⅡ群のMajor Diagnostic Category別診療内容の差異の検討

「緒言」平成15年4月に, 急性期医療に係る診断群分類(Diagnosis Procedure Combination, 以下DPC)点数表が導入され, その後平成24年度診療報酬改定ではDPC制度の対象病院を3群に分け, 病院群別の基礎係数が新設された. DPCによる包括評価部分は, 診断群分類ごとの疾患1日当たり点数に医療機関別係数と在院日数を掛算して請求点数を算定する. この医療機関別係数の内訳は, 入院基本料ごとに設定された機能評価係数I, 毎年のDPC調査データより対象病院ごとに設定された機能評価係数II(平成24年度はデータ提出指数, 効率性指数, 複雑性指数, カバー率指数, 地...

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Published in日本衛生学雑誌 Vol. 70; no. 3; pp. 230 - 241
Main Authors 中島, 尚登, 矢野, 耕也, 長澤, 薫子, 小林, 英史, 横田, 邦信
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人日本衛生学会 2015
日本衛生学会
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Summary:「緒言」平成15年4月に, 急性期医療に係る診断群分類(Diagnosis Procedure Combination, 以下DPC)点数表が導入され, その後平成24年度診療報酬改定ではDPC制度の対象病院を3群に分け, 病院群別の基礎係数が新設された. DPCによる包括評価部分は, 診断群分類ごとの疾患1日当たり点数に医療機関別係数と在院日数を掛算して請求点数を算定する. この医療機関別係数の内訳は, 入院基本料ごとに設定された機能評価係数I, 毎年のDPC調査データより対象病院ごとに設定された機能評価係数II(平成24年度はデータ提出指数, 効率性指数, 複雑性指数, カバー率指数, 地域医療指数, 救急医療指数の合計), 医療費実績に改定率を反映さす暫定調整係数(平成30年に廃止), および病院群ごとに設定された基礎係数であり, これらの合計が医療機関別係数である.
ISSN:0021-5082
1882-6482
DOI:10.1265/jjh.70.230