犬の主たる飼育者の身体活動量と生活習慣病リスクの関係
「1 緒言」 現代のわが国における死亡原因の約6割は悪性新生物, 虚血性心疾患および脳卒中といった慢性疾患である(厚生労働省, 2007b). そのような疾病の発症には, 主要な生活習慣の1つである運動や身体活動が関与している(荒尾, 2000;Arroll and Beaglehole, 1992;石川・太田, 2000;石川・須藤, 2000;勝川, 2006;Kelley and Tran, 1995;熊谷, 2000;佐々木, 2000;佐藤・佐藤, 2001;澤田ほか, 2000). したがって, 運動・身体活動を定期的に実施・継続することは, 生活習慣病予防対策のひとつとして重要な...
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Published in | 民族衛生 Vol. 74; no. 2; pp. 45 - 54 |
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Main Authors | , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本民族衛生学会
2008
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Subjects | |
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ISSN | 0368-9395 1882-868X |
DOI | 10.3861/jshhe.74.45 |
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Summary: | 「1 緒言」 現代のわが国における死亡原因の約6割は悪性新生物, 虚血性心疾患および脳卒中といった慢性疾患である(厚生労働省, 2007b). そのような疾病の発症には, 主要な生活習慣の1つである運動や身体活動が関与している(荒尾, 2000;Arroll and Beaglehole, 1992;石川・太田, 2000;石川・須藤, 2000;勝川, 2006;Kelley and Tran, 1995;熊谷, 2000;佐々木, 2000;佐藤・佐藤, 2001;澤田ほか, 2000). したがって, 運動・身体活動を定期的に実施・継続することは, 生活習慣病予防対策のひとつとして重要な意義を有するものと思われる. しかしながら, 最近の調査によると, 国民のうち運動習慣を有する者は全体の約3割である(厚生労働省, 2007a). したがって, 今後は運動習慣のない者が運動を実践し, 習慣として定着する方法の開発が必要である. |
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ISSN: | 0368-9395 1882-868X |
DOI: | 10.3861/jshhe.74.45 |