広義の原発性開放隅角緑内障もしくは高眼圧症に対するコソプト®点眼液に変更後の眼圧下降効果

「緒言」2010年, 緑内障および高眼圧症治療薬剤として配合剤点眼液が発売された. プロスタグランジン(PG)製剤系であるザラカム(R)点眼液(ファイザー社製)が4月20日, デュオトラバ(R)点眼液(日本アルコン社製)が6月11日, また, 炭酸脱水酵素阻害剤系であるコソプト(R)点眼液(参天製薬社およびMSD社製)も6月11日に発売された. ザラカム(R)点眼液の配合は0.005%ラタノプロスト+0.5%チモロールマレイン酸塩, デュオトラバ(R)点眼液の配合は0.004%トラボプロスト+0.5%チモロールマレイン酸塩, そして, コソプト(R)点眼液の配合は1%ドルゾラミド+0.5%チモ...

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Published in日本医科大学医学会雑誌 Vol. 9; no. 3; pp. 152 - 155
Main Author 小林, 茂樹
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本医科大学医学会 2013
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Summary:「緒言」2010年, 緑内障および高眼圧症治療薬剤として配合剤点眼液が発売された. プロスタグランジン(PG)製剤系であるザラカム(R)点眼液(ファイザー社製)が4月20日, デュオトラバ(R)点眼液(日本アルコン社製)が6月11日, また, 炭酸脱水酵素阻害剤系であるコソプト(R)点眼液(参天製薬社およびMSD社製)も6月11日に発売された. ザラカム(R)点眼液の配合は0.005%ラタノプロスト+0.5%チモロールマレイン酸塩, デュオトラバ(R)点眼液の配合は0.004%トラボプロスト+0.5%チモロールマレイン酸塩, そして, コソプト(R)点眼液の配合は1%ドルゾラミド+0.5%チモロールマレイン酸塩である. しかし, 米国では1998年にコソプト(R)点眼液は承認され, 広く処方されているが, ザラカム(R)点眼液およびデュオトラバ(R)点眼液は現在においても米国では承認されていない.
ISSN:1349-8975
1880-2877
DOI:10.1272/manms.9.152