佐賀環境フォーラムにおけるシックスクール問題への取り組み

「はじめに」今日, 環境問題に対する市民の意識は年々高まってきており, また環境に関する様々な情報が交錯している. そこで環境に関する正しい認識を培い, 理解を深めて行動できるようになることが必要とされている. そのための教育の場として佐賀大学と佐賀市が共催し公開講座「佐賀環境フォーラム」を開いている. 市民や学生の環境に関する問題意識を把握することで, 今後の行政施策, 大学の研究テーマなどに反映させていくことができる. フォーラムの運営は, 佐賀大学, 佐賀大学生, 市民, 佐賀市からなる実行委員会により行なわれている(1). フォーラムの構成は, 前期後期の2期に分かれており, 前期は夜...

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Published in日本衛生学雑誌 Vol. 64; no. 1; pp. 26 - 31
Main Authors 市場, 正良, 高橋, 達也, 山下, 善功, 高石, 恵子, 西村, 晃一, 蒲池, 将史, 近藤, 敏弘, 松本, 明子, 上野, 大介, 宮島, 徹
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人日本衛生学会 01.01.2009
日本衛生学会
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Summary:「はじめに」今日, 環境問題に対する市民の意識は年々高まってきており, また環境に関する様々な情報が交錯している. そこで環境に関する正しい認識を培い, 理解を深めて行動できるようになることが必要とされている. そのための教育の場として佐賀大学と佐賀市が共催し公開講座「佐賀環境フォーラム」を開いている. 市民や学生の環境に関する問題意識を把握することで, 今後の行政施策, 大学の研究テーマなどに反映させていくことができる. フォーラムの運営は, 佐賀大学, 佐賀大学生, 市民, 佐賀市からなる実行委員会により行なわれている(1). フォーラムの構成は, 前期後期の2期に分かれており, 前期は夜間(午後7時から9時)に行われる講義であり, 大学教員や行政, 企業から講師を招いての12回の講義からなる. またいくつかの土曜日には環境施設等の現地見学会や河川の生物調査等の体験学習が行われる. 後期は希望者により8つの課題実習(ワークショップ)を行っている.
ISSN:0021-5082
1882-6482
DOI:10.1265/jjh.64.26