熱帯アジアでフィールドワーク!~マレーバク,ヤマアラシ,ジャコウネコ,オランウータンの謎に迫る

「企画趣旨」近年, 海外で野生動物の生態調査を行う学生が増えつつあり, この分野に興味を持つ学生は潜在的に多いと思われた. そこで本自由集会は, この分野への誘いを目的として, 『はじめてのフィールドワーク(1)アジア・アフリカの哺乳類編』(東海大学出版部2016)の著者であり, 日本との関わりの深い熱帯アジア・マレーシア(マレー半島とボルネオ島)で調査を行う4人の若手研究者・大学院生に, 日々の生活と調査で大変だった事や楽しかった事を交えながら, 熱帯アジアの野生動物研究の魅力と研究成果を発表していただいた. 「発表要旨」「演題1. 画面越しに見た野生のマレーバク 田和優子 (京都大学野生動...

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Published inHonyurui Kagaku (Mammalian Science) Vol. 57; no. 1; pp. 161 - 162
Main Authors 松林, 尚志, 中島, 啓裕
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本哺乳類学会 2017
The Mammal Society of Japan
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Summary:「企画趣旨」近年, 海外で野生動物の生態調査を行う学生が増えつつあり, この分野に興味を持つ学生は潜在的に多いと思われた. そこで本自由集会は, この分野への誘いを目的として, 『はじめてのフィールドワーク(1)アジア・アフリカの哺乳類編』(東海大学出版部2016)の著者であり, 日本との関わりの深い熱帯アジア・マレーシア(マレー半島とボルネオ島)で調査を行う4人の若手研究者・大学院生に, 日々の生活と調査で大変だった事や楽しかった事を交えながら, 熱帯アジアの野生動物研究の魅力と研究成果を発表していただいた. 「発表要旨」「演題1. 画面越しに見た野生のマレーバク 田和優子 (京都大学野生動物研究センター)」バクは約二千万年前からその姿をほとんど変えずに生き残ってきた動物である. うっそうとした森の中で夜に活動するため直接観察が難しく, 野生のバクを対象とした行動研究はほとんどされてこなかった.
ISSN:0385-437X
1881-526X
DOI:10.11238/mammalianscience.57.161