次代の若手研究者・学生が目指すべき道~哺乳類学の先輩と語ろう

「企画趣旨」若手研究者や学生の育成・就職支援は次世代の哺乳類学の発展や社会貢献に必要不可欠である. しかし, 企画者らはこれまで哺乳類学会に関わってきた中で, (1)地域, 対象種, 分野を問わず若手間で交流する場や自由な発想のもとで議論する場が少ないこと, (2)就職に関する情報を得る機会が限定的である点に課題意識を持つ若手が多いと感じていた. 上記の点を解消するために, 2016年度の大会では, 若手研究者や学生による研究紹介を行う自由集会を企画し, 交流の機会を提供した(池田ほか2017). 本シンポジウムでは, 哺乳類学会の若手の目指すべき方向に関して幅広い年齢層で意見を交わし, 上記...

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Published in哺乳類科学 Vol. 58; no. 1; pp. 85 - 86
Main Authors 池田, 敬, 内田, 健太, 松本, 悠貴, 小林, 峻, 渋谷, 未央, 水口, 大輔, 東城, 義則
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本哺乳類学会 2018
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Summary:「企画趣旨」若手研究者や学生の育成・就職支援は次世代の哺乳類学の発展や社会貢献に必要不可欠である. しかし, 企画者らはこれまで哺乳類学会に関わってきた中で, (1)地域, 対象種, 分野を問わず若手間で交流する場や自由な発想のもとで議論する場が少ないこと, (2)就職に関する情報を得る機会が限定的である点に課題意識を持つ若手が多いと感じていた. 上記の点を解消するために, 2016年度の大会では, 若手研究者や学生による研究紹介を行う自由集会を企画し, 交流の機会を提供した(池田ほか2017). 本シンポジウムでは, 哺乳類学会の若手の目指すべき方向に関して幅広い年齢層で意見を交わし, 上記の課題の解決が学会の発展にどう貢献するかを明確にすることを目的とした. 最初に, 4名のパネラー(東京農工大学農学部:梶光一教授, 京都大学理学研究科:中川尚史教授, 東京大学大学院農学生命科学研究科:福井大助教, 近畿大学農学部:酒井麻衣講師)に自身の研究テーマや来歴, 参加者へのメッセージなどについて話題を提供して頂いた.
ISSN:0385-437X
1881-526X
DOI:10.11238/mammalianscience.58.85