11.ポリペクトミー,非完全切除後,無再発経過観察中の非定型カルチノイドの1例(第111回日本呼吸器内視鏡学会関東支部会)
症例は53歳, 女性. 2003年8月, 喀血精査のため入院. 胸部CTにて左舌区の無気肺を認め, 気管支鏡で左舌区入口部を完全に閉塞するポリープを認めた. 生検の結果カルチノイドが疑われ当院紹介となった. 2003年9月, 気管支鏡下にポリペクトミーを施行. 病理診断は非定型カルチノイドで, 断端陽性であった. 左上葉切除を予定したが, 本人の同意が得られず経過観察とし, 胸部CTにて再発を認めず, 2004年9月の気管支鏡で再発を認めていない. 非定型カルチノイドに対し, ポリペクトミー, 非完全切除後, 1年の経過観察で再発傾向を認めていない1例を経験したので報告する....
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Published in | The Journal of the Japan Society for Respiratory Endoscopy Vol. 27; no. 1; pp. 88 - 89 |
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Main Authors | , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会
2005
日本呼吸器内視鏡学会 The Japan Society for Respiratory Endoscopy |
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ISSN | 0287-2137 2186-0149 |
DOI | 10.18907/jjsre.27.1_88_6 |
Cover
Summary: | 症例は53歳, 女性. 2003年8月, 喀血精査のため入院. 胸部CTにて左舌区の無気肺を認め, 気管支鏡で左舌区入口部を完全に閉塞するポリープを認めた. 生検の結果カルチノイドが疑われ当院紹介となった. 2003年9月, 気管支鏡下にポリペクトミーを施行. 病理診断は非定型カルチノイドで, 断端陽性であった. 左上葉切除を予定したが, 本人の同意が得られず経過観察とし, 胸部CTにて再発を認めず, 2004年9月の気管支鏡で再発を認めていない. 非定型カルチノイドに対し, ポリペクトミー, 非完全切除後, 1年の経過観察で再発傾向を認めていない1例を経験したので報告する. |
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ISSN: | 0287-2137 2186-0149 |
DOI: | 10.18907/jjsre.27.1_88_6 |