2.気管支顆粒細胞腫の1例(第37回日本呼吸器内視鏡学会中部支部会)

症例は18歳, 女性. 2008年4月, 検診にて胸部異常陰影を指摘. 3年前のX線写真でも同様の陰影あり, 精査CTでは右気管支B 3a/b分岐部にはさまるように19×11mmの結節影を認めた. PETではFDG集積はSUVmax 1.2と軽度であった. 気管支鏡検査にて白色調の不整隆起性病変が右B 3a気管支内にみられ, 生検にて好酸性の微細顆粒を有する細胞増殖像を認め, 免疫染色ではS100陽性であった. 気管支顆粒細胞腫の確定診断を得, 右肺S 3区域切除手術を行なった....

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Bibliographic Details
Published inThe Journal of the Japan Society for Respiratory Endoscopy Vol. 31; no. 5; p. 343
Main Authors 川端, 厚, 高木, 康之, 藤井, 美智子, 三田, 亮, 山川, 洋右, 大田, 亜希子, 立松, 勉, 齋藤, 雄史, 杉野, 安輝, 加藤, 誠章
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会 2009
日本呼吸器内視鏡学会
The Japan Society for Respiratory Endoscopy
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ISSN0287-2137
2186-0149
DOI10.18907/jjsre.31.5_343_2

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Summary:症例は18歳, 女性. 2008年4月, 検診にて胸部異常陰影を指摘. 3年前のX線写真でも同様の陰影あり, 精査CTでは右気管支B 3a/b分岐部にはさまるように19×11mmの結節影を認めた. PETではFDG集積はSUVmax 1.2と軽度であった. 気管支鏡検査にて白色調の不整隆起性病変が右B 3a気管支内にみられ, 生検にて好酸性の微細顆粒を有する細胞増殖像を認め, 免疫染色ではS100陽性であった. 気管支顆粒細胞腫の確定診断を得, 右肺S 3区域切除手術を行なった.
ISSN:0287-2137
2186-0149
DOI:10.18907/jjsre.31.5_343_2