後方矯正固定術により食道裂孔ヘルニアが改善した成人脊柱後側弯症の2例

はじめに:成人脊柱変形に対する後方矯正固定術により,食道裂孔ヘルニアの自然軽快をみとめた2例を経験したので報告する.症例1:70歳女性.5年前より通院,1年前より食道裂孔ヘルニアを生じた.L2-腸骨の後方矯正固定術を施行.術後に食道裂孔ヘルニアは自然整復された.症例2:77歳女性.初診時よりXPにて食道裂孔ヘルニアあり.Th9-腸骨の後方矯正固定術を施行.術後に食道裂孔ヘルニアが自然整復された.結語:術後に食道裂孔ヘルニアの自然軽快をみとめた成人脊柱変形の2例を経験した....

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Published inJournal of Spine Research Vol. 11; no. 11; pp. 1311 - 1315
Main Authors 井野, 正剛, 清水, 敬親, 伊藤, 嘉奈子, 笛木, 敬介, 小野, 真稔, 登田, 尚史, 田内, 徹, 三枝, 徳栄
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本脊椎脊髄病学会 20.11.2020
Subjects
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ISSN1884-7137
2435-1563
DOI10.34371/jspineres.2020-1109

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Summary:はじめに:成人脊柱変形に対する後方矯正固定術により,食道裂孔ヘルニアの自然軽快をみとめた2例を経験したので報告する.症例1:70歳女性.5年前より通院,1年前より食道裂孔ヘルニアを生じた.L2-腸骨の後方矯正固定術を施行.術後に食道裂孔ヘルニアは自然整復された.症例2:77歳女性.初診時よりXPにて食道裂孔ヘルニアあり.Th9-腸骨の後方矯正固定術を施行.術後に食道裂孔ヘルニアが自然整復された.結語:術後に食道裂孔ヘルニアの自然軽快をみとめた成人脊柱変形の2例を経験した.
ISSN:1884-7137
2435-1563
DOI:10.34371/jspineres.2020-1109