理学療法士の養成校の学生におけるGritと職業的アイデンティティの関係

〔目的〕学生の職業的アイデンティティの形成の程度を解釈する際に,Gritを考慮に入れる必要性があるかどうかを明らかにすることを目的とした.〔対象と方法〕専門学校の理学療法学科の学生85名を対象とし,質問紙にて,基本属性,医療系学生の職業的アイデンティティ尺度,日本語版Short Grit尺度(Grit-S)を調査した.医療系学生の職業的アイデンティティ尺度およびその下位因子の得点とGrit-Sの得点との間の関係を,Spearmanの順位相関係数にて検討した.〔結果〕Grit-Sおよびその下位因子の得点と,医療系学生の職業的アイデンティティ尺度およびその下位因子の得点との間に有意な正の相関がみら...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published inRigaku ryoho kagaku Vol. 32; no. 4; pp. 569 - 572
Main Authors 鈴木, 哲, 元廣, 惇, 堀江, 貴文, 橋本, 広徳, 内田, 芙美佳, 木村, 愛子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published Tokyo 理学療法科学学会 01.01.2017
Japan Science and Technology Agency
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN1341-1667
2434-2807
DOI10.1589/rika.32.569

Cover

More Information
Summary:〔目的〕学生の職業的アイデンティティの形成の程度を解釈する際に,Gritを考慮に入れる必要性があるかどうかを明らかにすることを目的とした.〔対象と方法〕専門学校の理学療法学科の学生85名を対象とし,質問紙にて,基本属性,医療系学生の職業的アイデンティティ尺度,日本語版Short Grit尺度(Grit-S)を調査した.医療系学生の職業的アイデンティティ尺度およびその下位因子の得点とGrit-Sの得点との間の関係を,Spearmanの順位相関係数にて検討した.〔結果〕Grit-Sおよびその下位因子の得点と,医療系学生の職業的アイデンティティ尺度およびその下位因子の得点との間に有意な正の相関がみられた.〔結語〕Gritは職業的アイデンティティに関連する可能性がある.
Bibliography:ObjectType-Article-1
SourceType-Scholarly Journals-1
ObjectType-Feature-2
content type line 14
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.32.569