非結核性抗酸菌症患者における身体活動量の特徴
〔目的〕非結核性抗酸菌(以下,NTM)症患者の身体活動量を測定し,慢性閉塞性肺疾患(以下,COPD)患者と比較することで,その特徴を明らかにする.〔対象と方法〕対象は女性NTM症患者13名と男性COPD患者10名とした.1軸加速度計を用いて2週間の身体活動量を測定して平均歩数を算出し,同年代健常者の平均歩数と比較した.〔結果〕NTM症患者の平均歩数は6632 ± 2202歩/日で,9名(69%)の患者が基準値を上回った.一方,COPD患者の平均歩数は3643 ± 1770歩/日で,基準値を上回ったのは1名(10%)であった.〔結語〕NTM症患者では,COPD患者より身体活動量が有意に高い....
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Published in | Rigaku ryoho kagaku Vol. 33; no. 2; pp. 285 - 288 |
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Main Authors | , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
Tokyo
理学療法科学学会
01.01.2018
Japan Science and Technology Agency |
Subjects | |
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ISSN | 1341-1667 2434-2807 |
DOI | 10.1589/rika.33.285 |
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Summary: | 〔目的〕非結核性抗酸菌(以下,NTM)症患者の身体活動量を測定し,慢性閉塞性肺疾患(以下,COPD)患者と比較することで,その特徴を明らかにする.〔対象と方法〕対象は女性NTM症患者13名と男性COPD患者10名とした.1軸加速度計を用いて2週間の身体活動量を測定して平均歩数を算出し,同年代健常者の平均歩数と比較した.〔結果〕NTM症患者の平均歩数は6632 ± 2202歩/日で,9名(69%)の患者が基準値を上回った.一方,COPD患者の平均歩数は3643 ± 1770歩/日で,基準値を上回ったのは1名(10%)であった.〔結語〕NTM症患者では,COPD患者より身体活動量が有意に高い. |
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Bibliography: | ObjectType-Article-1 SourceType-Scholarly Journals-1 ObjectType-Feature-2 content type line 14 |
ISSN: | 1341-1667 2434-2807 |
DOI: | 10.1589/rika.33.285 |