理学療法の臨床経験の違いが目標設定の重要項目に及ぼす影響
〔目的〕理学療法士養成校の学生と理学療法士(以下:PT)が対象者の目標設定する際,何を重要視しているかを調査し,臨床経験の違いが目標設定の重要項目に影響を及ぼしているかを検討した.〔対象と方法〕本大学関連施設に勤めるPT50名(経験年数3.7±2.1年)と本学理学療法学科3年生,4年生のうち協力の得られた学生(以下:学生)54名とした.〔結果〕PTは「病前の生活」を,学生は「活動面」を重要視する傾向がみられた.〔結語〕PTと学生では目標設定の際に,重要視する項目が異なり,学年間ではその項目に変化はなく,PTとして臨床現場を経験することで変化していくことが示唆された....
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Published in | Rigaku ryoho kagaku Vol. 32; no. 6; pp. 889 - 892 |
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Main Authors | , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
Tokyo
理学療法科学学会
01.01.2017
Japan Science and Technology Agency |
Subjects | |
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ISSN | 1341-1667 2434-2807 |
DOI | 10.1589/rika.32.889 |
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Summary: | 〔目的〕理学療法士養成校の学生と理学療法士(以下:PT)が対象者の目標設定する際,何を重要視しているかを調査し,臨床経験の違いが目標設定の重要項目に影響を及ぼしているかを検討した.〔対象と方法〕本大学関連施設に勤めるPT50名(経験年数3.7±2.1年)と本学理学療法学科3年生,4年生のうち協力の得られた学生(以下:学生)54名とした.〔結果〕PTは「病前の生活」を,学生は「活動面」を重要視する傾向がみられた.〔結語〕PTと学生では目標設定の際に,重要視する項目が異なり,学年間ではその項目に変化はなく,PTとして臨床現場を経験することで変化していくことが示唆された. |
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Bibliography: | ObjectType-Article-1 SourceType-Scholarly Journals-1 ObjectType-Feature-2 content type line 14 |
ISSN: | 1341-1667 2434-2807 |
DOI: | 10.1589/rika.32.889 |