把持力調整能力評価法の測定誤差の検討

〔目的〕把持力調整能力評価の基礎研究として,測定機器の測定誤差の程度を明らかにすることを目的とした.〔対象と方法〕健常者27名を対象に,測定機器iWakkaを用いて得られた,把持力調整能力の2回の測定値に対し,Bland-Altman分析を実施した.〔結果〕Bland-Altman分析により,加算誤差と比例誤差は認められず,MDC95は利き手で1.2 g,非利き手で2.1 gであった.〔結語〕得られた測定誤差の程度より,iWakkaを用いた測定法による介入効果の分析が可能になると見込まれる....

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Published inRigaku ryoho kagaku Vol. 32; no. 1; pp. 117 - 121
Main Authors 金野, 達也, 佐藤, 彰紘, 矢﨑, 潔, 森田, 良文, 柴垣, 浩明, 秋月, 千典
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published Tokyo 理学療法科学学会 01.01.2017
Japan Science and Technology Agency
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Summary:〔目的〕把持力調整能力評価の基礎研究として,測定機器の測定誤差の程度を明らかにすることを目的とした.〔対象と方法〕健常者27名を対象に,測定機器iWakkaを用いて得られた,把持力調整能力の2回の測定値に対し,Bland-Altman分析を実施した.〔結果〕Bland-Altman分析により,加算誤差と比例誤差は認められず,MDC95は利き手で1.2 g,非利き手で2.1 gであった.〔結語〕得られた測定誤差の程度より,iWakkaを用いた測定法による介入効果の分析が可能になると見込まれる.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.32.117