老人痴呆に対する良導絡医療の治効理論と予防法について

本症の原因はいろいろある中で脳血管障害から来るものと, 脳の老年性変化から来るアルツハイマー病とが最も多いと云われている. 本症の発症原因中最も多いのは脳の神経細胞の萎縮といわれている. 又, アセチールコリンの欠如も老年痴呆に関係がある. 従来, 卒中患者の大部分は重軽を問わず殆んど本症におかされている. 中には短時間に恢復する者もあるが, 多くは長期に亘るもの又は生涯不治の者もある. 最近高齢者が増加するため本患者が増加して来た. 然も恢復するものは極少数である. しかし, 幸にして良導絡医療を受けたものには恢復したものが少くない. ここに数例を挙げて, その治効理論の一端と罹患時から治療...

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Published in日本良導絡自律神経学会雑誌 Vol. 32; no. 4; pp. 101 - 103
Main Author 鈴木, 博助
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本良導絡自律神経学会 1987
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ISSN0913-0977
1884-7595
DOI10.17119/ryodoraku1986.32.101

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Summary:本症の原因はいろいろある中で脳血管障害から来るものと, 脳の老年性変化から来るアルツハイマー病とが最も多いと云われている. 本症の発症原因中最も多いのは脳の神経細胞の萎縮といわれている. 又, アセチールコリンの欠如も老年痴呆に関係がある. 従来, 卒中患者の大部分は重軽を問わず殆んど本症におかされている. 中には短時間に恢復する者もあるが, 多くは長期に亘るもの又は生涯不治の者もある. 最近高齢者が増加するため本患者が増加して来た. 然も恢復するものは極少数である. しかし, 幸にして良導絡医療を受けたものには恢復したものが少くない. ここに数例を挙げて, その治効理論の一端と罹患時から治療恢復に至る迄の状態をあげ, 諸先生方の御参考に供する次第である. 「良導絡医療による治効理論の考察」 本医療は古来の針灸治療と良導絡医療とを併用したもので, 哲学的医療に科学的な自律神経調整療法を併用したもので, 弱レーザ放射エネルギーと類似作用のあるエネルギー療法とが合成されたものである.
ISSN:0913-0977
1884-7595
DOI:10.17119/ryodoraku1986.32.101