スポーツ医学に対するレーザー治療とその問題点と未来

1900年代後半より半導体レーザーの疼痛緩和作用をスポーツ傷害に対する治療に応用してきた.スポーツ障害に対する低反応レベルレーザー治療(Low-reactive Level Laser Therapy: LLLT)は照射法の工夫をすることで治療効果が認められ,今なお解決されない半月板治療に対しても独創的な治療方法の可能性が認められた.本稿ではこれまで我々が行ってきたレーザーを用いたスポーツ医学に関する取り組みと現在応用が広がっているスポーツ障害の予防や競技能力向上への取り組みについて述べる....

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Published in日本レーザー医学会誌 Vol. 41; no. 2; pp. 123 - 128
Main Author 森本, 祐介
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 特定非営利活動法人 日本レーザー医学会 15.07.2020
日本レーザー医学会
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Summary:1900年代後半より半導体レーザーの疼痛緩和作用をスポーツ傷害に対する治療に応用してきた.スポーツ障害に対する低反応レベルレーザー治療(Low-reactive Level Laser Therapy: LLLT)は照射法の工夫をすることで治療効果が認められ,今なお解決されない半月板治療に対しても独創的な治療方法の可能性が認められた.本稿ではこれまで我々が行ってきたレーザーを用いたスポーツ医学に関する取り組みと現在応用が広がっているスポーツ障害の予防や競技能力向上への取り組みについて述べる.
ISSN:0288-6200
1881-1639
DOI:10.2530/jslsm.jslsm-41_0021