下肢静脈瘤血管内レーザー焼灼術の計算機シミュレーションモデルによる評価

波長1470 nm の半導体レーザーと,CeramOptec 社により開発されたラディアルファイバー,またはラディアル2 リングファイバーを用いた血管内レーザー焼灼術についてモンテカルロ法を用いた光伝搬の計算と熱伝導方程式を用いた温度分布計算とを組み合わせた光・熱伝搬シミュレーションによる評価を行った.ラディアル2 リングファイバーを用いることで,ラディアルファイバーを用いた場合と比べて静脈の過度な温度上昇を避けることができ,治療中の炭化や固着を避けられることが,計算機シミュレーションとex vivo 実験の双方から確認された....

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Published in日本レーザー医学会誌 Vol. 37; no. 2; pp. 175 - 180
Main Authors 吉森, 優登, 間, 久直, 粟津, 邦男, 本多, 典広
Format Journal Article
LanguageEnglish
Japanese
Published 特定非営利活動法人 日本レーザー医学会 15.07.2016
日本レーザー医学会
Subjects
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ISSN0288-6200
1881-1639
DOI10.2530/jslsm.jslsm-37_0025

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Summary:波長1470 nm の半導体レーザーと,CeramOptec 社により開発されたラディアルファイバー,またはラディアル2 リングファイバーを用いた血管内レーザー焼灼術についてモンテカルロ法を用いた光伝搬の計算と熱伝導方程式を用いた温度分布計算とを組み合わせた光・熱伝搬シミュレーションによる評価を行った.ラディアル2 リングファイバーを用いることで,ラディアルファイバーを用いた場合と比べて静脈の過度な温度上昇を避けることができ,治療中の炭化や固着を避けられることが,計算機シミュレーションとex vivo 実験の双方から確認された.
ISSN:0288-6200
1881-1639
DOI:10.2530/jslsm.jslsm-37_0025