心臓核医学における共有データベースの作成とソフトウェア間の校正

「目的」心臓核医学で用いられている様々な指標について, その基礎となるデータベースを作成して利用および提供できるようにすること, 各種のソフトウェアでの正常値を決定すること, その機能指標のソフトウェア間相互の関係を検討することが本ワーキンググループの目的である. 「本ワーキンググループの背景」前ワーキンググループで「日本核医学会 (JSNM) 2007データベース」が作成された. その後, 最近のSPECT-CTを初めとしたSPECT装置の進歩に合わせて, 追加収集が必要になり, データベースの再構築が求められていた. これに伴い, 心筋SPECTの欠損スコアリングや機能的正常値の更新も必要...

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Published in核医学 Vol. 53; no. 1; pp. 23 - 25
Main Authors 中嶋憲一, 松本直也, 笠井督雄, 木曽啓祐, 百瀬満, 宮川正男, 中川正康, 松尾信郎, 内田健二, 小野口昌久, 奥田光一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本核医学会 2016
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ISSN0022-7854
DOI10.18893/kakuigaku.wgr.1672

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Summary:「目的」心臓核医学で用いられている様々な指標について, その基礎となるデータベースを作成して利用および提供できるようにすること, 各種のソフトウェアでの正常値を決定すること, その機能指標のソフトウェア間相互の関係を検討することが本ワーキンググループの目的である. 「本ワーキンググループの背景」前ワーキンググループで「日本核医学会 (JSNM) 2007データベース」が作成された. その後, 最近のSPECT-CTを初めとしたSPECT装置の進歩に合わせて, 追加収集が必要になり, データベースの再構築が求められていた. これに伴い, 心筋SPECTの欠損スコアリングや機能的正常値の更新も必要となった. さらに新指標として最近利用できるようになった位相解析の正常値も未だ確定されていなかった. 心筋123I-MIBG検査おける指標の標準化についても検討が行われており, 神経領域や循環器領域の診断および予後評価への適用に向けて活動を行った.
ISSN:0022-7854
DOI:10.18893/kakuigaku.wgr.1672