局所麻酔薬歯肉局注のノイロメトリーに及ぼす影響

鍼灸の古典「黄帝内経霊枢」の「経脈」篇には「胃足陽明之脈……下循鼻外, 入上歯中, 還出挟口還唇……」, 「大腸手陽明之脈……其支者, ……入下歯中, 還出挟口……」と記載されており, 胃経と上顎歯との間, 大腸経と下顎歯との間にそれぞれに関連があるとされている. 1) 一方, 神経ブロックは, ノイロメトリーにおいて関係する良導絡を抑制することが知られている. 2) そこで, 上顎および下顎の歯肉に局所麻酔薬を注射し, 胃良導絡(F6)や大腸良導絡(H6)の抑制の状態が起こるかどうかを検討した....

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Published in日本鍼灸良導絡医学会誌 Vol. 26; no. 1; pp. 10 - 14
Main Authors 黒川, 勝治, 北出, 利勝, 小林, 啓次郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本良導絡自律神経学会 01.01.1998
日本良導絡神経学会
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ISSN0286-1631
1884-9253
DOI10.17119/ryodoraku1971.26.10

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Summary:鍼灸の古典「黄帝内経霊枢」の「経脈」篇には「胃足陽明之脈……下循鼻外, 入上歯中, 還出挟口還唇……」, 「大腸手陽明之脈……其支者, ……入下歯中, 還出挟口……」と記載されており, 胃経と上顎歯との間, 大腸経と下顎歯との間にそれぞれに関連があるとされている. 1) 一方, 神経ブロックは, ノイロメトリーにおいて関係する良導絡を抑制することが知られている. 2) そこで, 上顎および下顎の歯肉に局所麻酔薬を注射し, 胃良導絡(F6)や大腸良導絡(H6)の抑制の状態が起こるかどうかを検討した.
ISSN:0286-1631
1884-9253
DOI:10.17119/ryodoraku1971.26.10