受傷機転のはっきりしない両股関節中心性脱臼骨折の一例

28歳女性,拒食症の診断で某精神科病院に入院.入院4日後,両股関節の痛みを訴え歩行不能.入院15日後,腹部違和感のため腹部単純レントゲン撮影で両股関節中心性脱臼骨折を認め当院紹介受診,入院となる.当院入院後2日目に観血的骨接合術施行,経過良好で転院となる.おそらく自殺企図による転落外傷に続発性骨粗鬆症もあって今回の骨折に結びついたと思われる.通常の股関節中心性脱臼骨折にちなんだ治療を文献を交えて考察する....

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Published in整形外科と災害外科 Vol. 60; no. 3; pp. 590 - 591
Main Authors 宮井, 保尚, 竹内, 一哉, 酒井, 和裕
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 西日本整形・災害外科学会 2011
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Summary:28歳女性,拒食症の診断で某精神科病院に入院.入院4日後,両股関節の痛みを訴え歩行不能.入院15日後,腹部違和感のため腹部単純レントゲン撮影で両股関節中心性脱臼骨折を認め当院紹介受診,入院となる.当院入院後2日目に観血的骨接合術施行,経過良好で転院となる.おそらく自殺企図による転落外傷に続発性骨粗鬆症もあって今回の骨折に結びついたと思われる.通常の股関節中心性脱臼骨折にちなんだ治療を文献を交えて考察する.
ISSN:0037-1033
1349-4333
DOI:10.5035/nishiseisai.60.590