橈骨遠位端骨折に対する掌側ロッキングプレートが折損した3例

橈骨遠位端骨折に対し掌側ロッキングプレートを用いた骨接合術は近年急速に一般化している.当院では,3症例のインプラント折損例を経験した.1例はSmartLock(Stryker)のプレート折損,残りの2例はAcu-Loc(Acumed)のロッキングスクリューおよびロッキングピンの折損であった.SmartLockを選択する場合は,患者背景を吟味し後療法にも注意すべきである.Acu-Locを選択する場合は,遠位最尺側の螺子やピンの折損に注意を払うべきである....

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in整形外科と災害外科 Vol. 60; no. 4; pp. 621 - 625
Main Authors 井上, 三四郎, 仲西, 知憲, 上森, 知彦, 斎藤, 武恭, 阿久根, 広宣, 菊池, 直士, 井ノ口, 崇, 宮崎, 幸政
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 西日本整形・災害外科学会 2011
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN0037-1033
1349-4333
DOI10.5035/nishiseisai.60.621

Cover

More Information
Summary:橈骨遠位端骨折に対し掌側ロッキングプレートを用いた骨接合術は近年急速に一般化している.当院では,3症例のインプラント折損例を経験した.1例はSmartLock(Stryker)のプレート折損,残りの2例はAcu-Loc(Acumed)のロッキングスクリューおよびロッキングピンの折損であった.SmartLockを選択する場合は,患者背景を吟味し後療法にも注意すべきである.Acu-Locを選択する場合は,遠位最尺側の螺子やピンの折損に注意を払うべきである.
ISSN:0037-1033
1349-4333
DOI:10.5035/nishiseisai.60.621