健診における高感度CRP測定の有用性(2)―経年変化について

健常成人の高感度CRP(hsCRP)の1年後における同一人の変化を,三越総合健診センター受診の4,844名(男性3,020名・女性1,824名)を対象に,7濃度グループごとに+20%以上の変化=増,+19~-19%の変化=不変,-20%以上の変化=減とし,3段階でその割り合いを比較した。最低濃度グループの0.2mg/L未満においては30.9%,最高濃度グループの3.Omg/L以上では4.3%の人で変化はなかった。hsCRPは,その値が高いほど経時変化が大きく,体重変化により,hsCRP,白血球数の変動など微弱な変動から身体の変化を察知することができるものと思われた。...

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Published in健康医学 Vol. 17; no. 2; pp. 187 - 190
Main Authors 山下, 毅, 横山, 雅子, 船津, 和夫, 濱名, 元一, 中村, 治雄, 本間, 優, 近藤, 修二, 毛利, 恭子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本人間ドック学会 2002
日本人間ドック学会
Subjects
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ISSN0914-0328
2186-5019
DOI10.11320/ningendock1986.17.187

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Summary:健常成人の高感度CRP(hsCRP)の1年後における同一人の変化を,三越総合健診センター受診の4,844名(男性3,020名・女性1,824名)を対象に,7濃度グループごとに+20%以上の変化=増,+19~-19%の変化=不変,-20%以上の変化=減とし,3段階でその割り合いを比較した。最低濃度グループの0.2mg/L未満においては30.9%,最高濃度グループの3.Omg/L以上では4.3%の人で変化はなかった。hsCRPは,その値が高いほど経時変化が大きく,体重変化により,hsCRP,白血球数の変動など微弱な変動から身体の変化を察知することができるものと思われた。
ISSN:0914-0328
2186-5019
DOI:10.11320/ningendock1986.17.187