計測特集号の企画にあたって

生体の分子的構造に基づいた詳細な解明がされるようになったのは, 1920年代の量子力学, 量子化学の展開による. また, 量子力学の発展には光波の原子・分子との相互作用の研究が基本となってきている. 1960年代には, レーザの発明があり, それまでのインコヒーレント光を中心とした光波科学技術から, コヒーレント光による分光特性, 特に, 位相, 干渉特性を中心として, 光波研究の急速な進歩が見られてきている. レーザ関連光学部品をはじめ, 光ファイバを中心とした光導波路型素子, 小型の光集積素子の技術発展は, 光通信システムを刺激として, ますます深く広く進展してきている....

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Published in日本レーザー医学会誌 Vol. 20; no. 4; p. 345
Main Author 宮崎, 保光
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 特定非営利活動法人 日本レーザー医学会 1999
日本レーザー医学会
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ISSN0288-6200
1881-1639
DOI10.2530/jslsm1980.20.4_345

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Summary:生体の分子的構造に基づいた詳細な解明がされるようになったのは, 1920年代の量子力学, 量子化学の展開による. また, 量子力学の発展には光波の原子・分子との相互作用の研究が基本となってきている. 1960年代には, レーザの発明があり, それまでのインコヒーレント光を中心とした光波科学技術から, コヒーレント光による分光特性, 特に, 位相, 干渉特性を中心として, 光波研究の急速な進歩が見られてきている. レーザ関連光学部品をはじめ, 光ファイバを中心とした光導波路型素子, 小型の光集積素子の技術発展は, 光通信システムを刺激として, ますます深く広く進展してきている.
ISSN:0288-6200
1881-1639
DOI:10.2530/jslsm1980.20.4_345