RAに対するInfliximabの短期治療成績

【目的】RA患者に対するインフリキシマブ(以下IFX)の短期治療成績を報告する.【方法】対象はIFXによる治療を行った16例(男:女 2:14)で平均年齢56.8±10.8歳であった.CRP,DAS28(3)CRPの変動,および二次無効例について検討した.【結果】全例とも投与初期から関節の腫脹・疼痛が改善され,CRP値は投与前3.9±2.7mg/dlだったが,2・6・14週後は有意に低下していた.しかし,最終調査時には2.3±3.0mg/dlと低下傾向にあったものの有意な低下ではなかった.DAS28(3)CRPについても同様な結果であった.また二次無効例を3例に認めた.【結論】今後は,IFX投...

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Published in整形外科と災害外科 Vol. 57; no. 1; pp. 146 - 149
Main Authors 山本, 健志, 伊達, 亮, 住浦, 誠治, 関, 万成, 山本, 学
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 西日本整形・災害外科学会 2008
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ISSN0037-1033
1349-4333
DOI10.5035/nishiseisai.57.146

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Summary:【目的】RA患者に対するインフリキシマブ(以下IFX)の短期治療成績を報告する.【方法】対象はIFXによる治療を行った16例(男:女 2:14)で平均年齢56.8±10.8歳であった.CRP,DAS28(3)CRPの変動,および二次無効例について検討した.【結果】全例とも投与初期から関節の腫脹・疼痛が改善され,CRP値は投与前3.9±2.7mg/dlだったが,2・6・14週後は有意に低下していた.しかし,最終調査時には2.3±3.0mg/dlと低下傾向にあったものの有意な低下ではなかった.DAS28(3)CRPについても同様な結果であった.また二次無効例を3例に認めた.【結論】今後は,IFX投与間隔の短縮・増量について検討の余地があると考えられた.
ISSN:0037-1033
1349-4333
DOI:10.5035/nishiseisai.57.146