間欠的短時間高強度運動におけるアクティブリカバリーとパッシブリカバリーがパフォーマンスと筋の酸素化に及ぼす影響
「1. 緒言」サッカーやハンドボールなどのゴール型球技の選手(以下, ゴール型球技選手)は, 試合中にスプリントやジャンプなどの高強度の無酸素性運動と, ジョギングなどの比較的低強度の有酸素性運動を状況に応じて不規則に繰り返し行っている. ゴール型球技選手の試合中の移動距離や移動速度を調べた研究(Bangsbo, 1994;Mcinnes et al., 1995;宮城ほか, 1997;Spencer et al., 2004)によると, ゴール型球技選手は, 試合中に秒速2-3mのジョギングのようなスピードでの運動を維持しつつ, 秒速7-8m以上のスプリント運動を繰り返している. 試合中の1...
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Published in | 体育学研究 Vol. 58; no. 2; pp. 463 - 471 |
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Main Authors | , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本体育学会
2013
日本体育学会 |
Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0484-6710 1881-7718 |
DOI | 10.5432/jjpehss.12060 |
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Summary: | 「1. 緒言」サッカーやハンドボールなどのゴール型球技の選手(以下, ゴール型球技選手)は, 試合中にスプリントやジャンプなどの高強度の無酸素性運動と, ジョギングなどの比較的低強度の有酸素性運動を状況に応じて不規則に繰り返し行っている. ゴール型球技選手の試合中の移動距離や移動速度を調べた研究(Bangsbo, 1994;Mcinnes et al., 1995;宮城ほか, 1997;Spencer et al., 2004)によると, ゴール型球技選手は, 試合中に秒速2-3mのジョギングのようなスピードでの運動を維持しつつ, 秒速7-8m以上のスプリント運動を繰り返している. 試合中の1回の平均スプリント運動時間は, 2-5秒(King et al., 2009;Mohr et al., 2003;Spencer et al., 2004)であり, 低強度運動の時間は, スプリント運動時間の5-7倍(Bangsbo, 1994;King et al., 2009)である. |
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ISSN: | 0484-6710 1881-7718 |
DOI: | 10.5432/jjpehss.12060 |