眼振・頭位記録システムの開発 (その3)

赤外線 CCD/C-MOS カメラの出現により, 眼振映像は観察するだけでなく, ビデオレコーダーなどに保存されるようになった. 映像の保存に際しては, 頭位情報をどう残せるかが大きな問題となる. 当院では, 頭位情報も同時に記録できる, Windows 用ソフトを開発してきた. 頭位情報から頭位アニメーションを作成し, 映像に合成するソフトである. 頭位情報は, マウスなどで簡単に入力できるし, 簡単なセンサー装置を使えば自動的に取得できる. 以前にも, 眼振・頭位記録システムを報告してきたが, 眼振と頭位アニメーションの合成の高速化,頭位入力法, そのほかの操作性も大幅に改良できたので,...

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Published in日本耳鼻咽喉科学会会報 Vol. 123; no. 6; pp. 476 - 481
Main Authors 黒田, 建彰, 黒田, 和宏
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本耳鼻咽喉科学会 20.06.2020
日本耳鼻咽喉科学会
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Summary:赤外線 CCD/C-MOS カメラの出現により, 眼振映像は観察するだけでなく, ビデオレコーダーなどに保存されるようになった. 映像の保存に際しては, 頭位情報をどう残せるかが大きな問題となる. 当院では, 頭位情報も同時に記録できる, Windows 用ソフトを開発してきた. 頭位情報から頭位アニメーションを作成し, 映像に合成するソフトである. 頭位情報は, マウスなどで簡単に入力できるし, 簡単なセンサー装置を使えば自動的に取得できる. 以前にも, 眼振・頭位記録システムを報告してきたが, 眼振と頭位アニメーションの合成の高速化,頭位入力法, そのほかの操作性も大幅に改良できたので, これを報告する.
ISSN:0030-6622
1883-0854
DOI:10.3950/jibiinkoka.123.476