TKA術後在院日数の検討

TKA術後在院日数を短縮させるべく問題点を解析するため,2005年に行われたTKA症例を検討した.対象症例は関節リウマチ患者を除く初回TKA 51例,52膝である.術後在院日数と手術時麻酔内容,術後の疼痛の度合い,術後合併症の有無について検討した.これらの症例の術後平均在院日数は30.8日であり,術後創治癒遅延や深部静脈血栓症の合併症を生じた症例では40.4日と延長していた.このような結果をふまえて,TKA術後在院日数を延長させるような合併症の予防対策を翌年にかけて計画した....

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Published in整形外科と災害外科 Vol. 56; no. 4; pp. 654 - 656
Main Authors 山口, 智太郎, 田中, 博子, 猪原, 未穂, 坂本, 央, 川村, 秀哉, 林, 秀俊
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 西日本整形・災害外科学会 2007
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ISSN0037-1033
1349-4333
DOI10.5035/nishiseisai.56.654

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Summary:TKA術後在院日数を短縮させるべく問題点を解析するため,2005年に行われたTKA症例を検討した.対象症例は関節リウマチ患者を除く初回TKA 51例,52膝である.術後在院日数と手術時麻酔内容,術後の疼痛の度合い,術後合併症の有無について検討した.これらの症例の術後平均在院日数は30.8日であり,術後創治癒遅延や深部静脈血栓症の合併症を生じた症例では40.4日と延長していた.このような結果をふまえて,TKA術後在院日数を延長させるような合併症の予防対策を翌年にかけて計画した.
ISSN:0037-1033
1349-4333
DOI:10.5035/nishiseisai.56.654