腰椎椎間板外側ヘルニアに対する手術成績の検討
「はじめに」今回, 我々は平成9年以降に行った腰椎椎間板外側ヘルニア(以下, 外側ヘルニア)の手術症例をretrospectiveに検討した. 対象および方法 当科において平成9年1月1日から, 平成13年3月31日までの5年間で, 腰椎椎間板ヘルニアの手術症例は計493例であった. このうち, 椎間孔内 外のヘルニア, すなわち外側ヘルニアの症例は33例(6.7%)であった. 33例の外側ヘルニアの内訳は, 男性20例, 女性13例, 手術時年齢は32-78歳(平均55.8歳), 術後観察期間は1ケ月-37ケ月(平均7.6ケ月), ヘルニア高位はL2/3:3例, L3/4:7例, L4/5:...
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Published in | 整形外科と災害外科 Vol. 52; no. 2; pp. 272 - 274 |
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Main Authors | , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
西日本整形・災害外科学会
2003
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Subjects | |
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Summary: | 「はじめに」今回, 我々は平成9年以降に行った腰椎椎間板外側ヘルニア(以下, 外側ヘルニア)の手術症例をretrospectiveに検討した. 対象および方法 当科において平成9年1月1日から, 平成13年3月31日までの5年間で, 腰椎椎間板ヘルニアの手術症例は計493例であった. このうち, 椎間孔内 外のヘルニア, すなわち外側ヘルニアの症例は33例(6.7%)であった. 33例の外側ヘルニアの内訳は, 男性20例, 女性13例, 手術時年齢は32-78歳(平均55.8歳), 術後観察期間は1ケ月-37ケ月(平均7.6ケ月), ヘルニア高位はL2/3:3例, L3/4:7例, L4/5:7例, L5/S1:16例であり, ヘルニアの局在部位は, 椎間孔内12例, 椎間孔外14例, 椎間孔内 外7例であった. また, Macnabのヘルニア脱出形式の分類では, protrusion 7例, subligamentous extrusion 16例, transligamentous extrusion 1例, sequestration 9例であった. 画像診断は33例中, 脊髄造影 CTMを29例, 選択的神経根造影 ブロックを25例, 椎間板造影17例, CTD16例に行っていた. MRIは全例撮影しており, 矢状断水平断は33例, 冠状断は10例に行っていた. 手術術式は, 外側開窓19例(うち1例PLF併用), 外側開窓+内側開窓4例(OPLL合併例1例, 脊柱管内ヘルニア合併例3例), 内側開窓5例, 椎弓切除+PLIF1例(分離辷り症を合併), 骨形成的椎弓切除3例であった. |
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ISSN: | 0037-1033 1349-4333 |
DOI: | 10.5035/nishiseisai.52.272 |