気功と松果体

気功が現わす様々な現象があるが, 生理学的に確認された事項の中に, 「気を発する人の脳波と, これを受けとめる人の脳波との間で同調が現われる」ことが品川らによって報告された. この様な同調が現われるのは, 何か気のもつ不可思議な現象, 「テレパシー」の様なものによって同調が現われたといわんばかりであるが, 果してそうであろうか. 気のもつ不可思議な現象は種々あろうが, 現代医学, 現代科学で説明のつくものは出来るだけ説明し, 説明のつかないものとの区別を明らかにすることが, 気の不可思議な現象の解明の一歩となる. 「知らざるを知る, 是知るなり」と孔子は教えている. この様な観点から実験生理学...

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Published in日本鍼灸良導絡医学会誌 Vol. 26; no. 2; pp. 1 - 4
Main Author 武重, 千冬
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本良導絡自律神経学会 1998
日本良導絡神経学会
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ISSN0286-1631
1884-9253
DOI10.17119/ryodoraku1971.26.2_1

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Summary:気功が現わす様々な現象があるが, 生理学的に確認された事項の中に, 「気を発する人の脳波と, これを受けとめる人の脳波との間で同調が現われる」ことが品川らによって報告された. この様な同調が現われるのは, 何か気のもつ不可思議な現象, 「テレパシー」の様なものによって同調が現われたといわんばかりであるが, 果してそうであろうか. 気のもつ不可思議な現象は種々あろうが, 現代医学, 現代科学で説明のつくものは出来るだけ説明し, 説明のつかないものとの区別を明らかにすることが, 気の不可思議な現象の解明の一歩となる. 「知らざるを知る, 是知るなり」と孔子は教えている. この様な観点から実験生理学的に気の解明を企てた.
ISSN:0286-1631
1884-9253
DOI:10.17119/ryodoraku1971.26.2_1