第2趾DIP関節脱臼に対する観血的整復術後の早期スポーツ復帰の一例
【はじめに】観血的整復術を必要とした第2趾のDIP関節脱臼の1例を経験した.【症例】16歳男性.空手中に受傷.第2趾DIP関節脱臼で徒手整復を行ったが整復不能であったため,観血的整復術を行った.整復阻害因子は長趾屈筋腱であり,蹠側板の嵌頓は認めなかった.術後早期の競技復帰希望があったため母趾とのbuddy tapingを指示し復帰とした.術後6か月が経過し特に問題なく競技継続している.【考察】DIP関節脱臼の整復阻害因子は蹠側板や長趾屈筋腱の報告があり,本症例では長趾屈筋腱であった.また,術後のスポーツ復帰について,競技によっては症状次第で早期復帰が見込めると考えられた....
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Published in | 整形外科と災害外科 Vol. 72; no. 3; pp. 485 - 487 |
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Main Authors | , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
西日本整形・災害外科学会
25.09.2023
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Summary: | 【はじめに】観血的整復術を必要とした第2趾のDIP関節脱臼の1例を経験した.【症例】16歳男性.空手中に受傷.第2趾DIP関節脱臼で徒手整復を行ったが整復不能であったため,観血的整復術を行った.整復阻害因子は長趾屈筋腱であり,蹠側板の嵌頓は認めなかった.術後早期の競技復帰希望があったため母趾とのbuddy tapingを指示し復帰とした.術後6か月が経過し特に問題なく競技継続している.【考察】DIP関節脱臼の整復阻害因子は蹠側板や長趾屈筋腱の報告があり,本症例では長趾屈筋腱であった.また,術後のスポーツ復帰について,競技によっては症状次第で早期復帰が見込めると考えられた. |
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ISSN: | 0037-1033 1349-4333 |
DOI: | 10.5035/nishiseisai.72.485 |