当院におけるMetal-on-Metal THAの治療成績特にARMDについて

【はじめに】当院では2007年より2011年まで比較的若年の症例を中心にBIOMET社のMetal-on-Metal THA(以下MOM-THA)を使用しており,施行したMOM-THA全例の臨床成績を調査したので報告する.【対象と方法】対象はMOM-THAを用いて施行した134例,151関節.男性29例,女性105例.平均年齢は59.2歳.平均観察期間は37ヵ月であった.X線評価として外方開角,Engh's fixation classification,Radiolucent line,Osteolysis.臨床的評価として術前,最終調査時のJOA Score,合併症および再置換の...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in整形外科と災害外科 Vol. 64; no. 4; pp. 715 - 717
Main Authors 田村, 諭史, 渡邉, 弘之, 相良, 孝昭, 瀬形, 建喜, 畠, 邦晃, 棚平, 健, 清家, 一郎, 赤崎, 幸二
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 西日本整形・災害外科学会 2015
Subjects
Online AccessGet full text

Cover

Loading…
More Information
Summary:【はじめに】当院では2007年より2011年まで比較的若年の症例を中心にBIOMET社のMetal-on-Metal THA(以下MOM-THA)を使用しており,施行したMOM-THA全例の臨床成績を調査したので報告する.【対象と方法】対象はMOM-THAを用いて施行した134例,151関節.男性29例,女性105例.平均年齢は59.2歳.平均観察期間は37ヵ月であった.X線評価として外方開角,Engh's fixation classification,Radiolucent line,Osteolysis.臨床的評価として術前,最終調査時のJOA Score,合併症および再置換の有無を評価した.【結果】151関節中148関節は固定性良好で,JOA scoreも十分に改善し,成績は良好であった.3関節に進行性のルーズニングを認め,そのうちARMDが原因と考えられる再置換例を2関節認めた.
ISSN:0037-1033
1349-4333
DOI:10.5035/nishiseisai.64.715