足底腱膜炎に対する鏡視下足底腱膜部分切離術の成績

保存療法が無効であった足底腱膜炎に対し手術を施行した4例4足(男性1例,女性3例,平均71.2歳 67―76歳)の成績を報告する.BMIは平均27で,受診から手術までは5.2ヵ月であった.X線では踵骨棘を全足に認めた.手術方法はポータルを足底腱膜の背側に作製し足底筋膜の内側1/2を切離し,骨棘合併例では骨棘も切除した.後療法は術翌日より荷重を許可した.術後観察期間8.5ヶ月(6―10ヶ月)JSSF ankle/hindfoot scaleは術前平均46から97に改善した.合併症は全例で認めなかった....

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Published in整形外科と災害外科 Vol. 66; no. 3; pp. 534 - 535
Main Authors 足達, 永, 合志, 光平, 牟田口, 滋, 緒方, 亜紀, 山本, 俊策, 二之宮, 謙一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 西日本整形・災害外科学会 2017
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ISSN0037-1033
1349-4333
DOI10.5035/nishiseisai.66.534

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Summary:保存療法が無効であった足底腱膜炎に対し手術を施行した4例4足(男性1例,女性3例,平均71.2歳 67―76歳)の成績を報告する.BMIは平均27で,受診から手術までは5.2ヵ月であった.X線では踵骨棘を全足に認めた.手術方法はポータルを足底腱膜の背側に作製し足底筋膜の内側1/2を切離し,骨棘合併例では骨棘も切除した.後療法は術翌日より荷重を許可した.術後観察期間8.5ヶ月(6―10ヶ月)JSSF ankle/hindfoot scaleは術前平均46から97に改善した.合併症は全例で認めなかった.
ISSN:0037-1033
1349-4333
DOI:10.5035/nishiseisai.66.534