医学教育におけるシミュレータ活用に関する全国調査2012

全国80大学医学部を対象に医学教育におけるシミュレータ活用の現状に関する全国調査を実施した.平成25年1月までに75校(94%)から回答が得られた.スキルスラボはほとんどの大学(71校 ; 95%)に設置されていたが,床面積,室数(レイアウト),利用状況,人的資源には,大きな差異が認められた.また,汎用されている74種類のシミュレータについて,保有状況と活用状況を調査した.静脈採血・注射シミュレータ,呼吸音聴診,成人BLS,心音・心雑音聴診,血圧計,縫合,AEDトレーナーが90%を超えて保有され,これらの保有率の高いシミュレータが卒前教育に広く活用されていることが明らかになった....

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Published in医学教育 Vol. 44; no. 5; pp. 311 - 314
Main Authors 菅原, 亜紀子, 奈良, 信雄, 小林, 元, 石川, 和信
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本医学教育学会 25.10.2013
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ISSN0386-9644
2185-0453
DOI10.11307/mededjapan.44.311

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Summary:全国80大学医学部を対象に医学教育におけるシミュレータ活用の現状に関する全国調査を実施した.平成25年1月までに75校(94%)から回答が得られた.スキルスラボはほとんどの大学(71校 ; 95%)に設置されていたが,床面積,室数(レイアウト),利用状況,人的資源には,大きな差異が認められた.また,汎用されている74種類のシミュレータについて,保有状況と活用状況を調査した.静脈採血・注射シミュレータ,呼吸音聴診,成人BLS,心音・心雑音聴診,血圧計,縫合,AEDトレーナーが90%を超えて保有され,これらの保有率の高いシミュレータが卒前教育に広く活用されていることが明らかになった.
ISSN:0386-9644
2185-0453
DOI:10.11307/mededjapan.44.311