大腿骨近位部骨折地域連携パス―北九州標準モデル

北九州リハ医会が運営母体となり,2011年8月より運用してきた北九州大腿骨近位部骨折地域連携パス―北九州標準モデル―の現況と問題点について報告した.パスの様式は連携に必要な患者情報に特化し,詳細な内容や期間等は含めていない.ホームページからダウンロードでき,電子入力も可能であるが,パスデータの送付は紙ベース.連絡協議会は北九州脳卒中パスと同時開催である.2015.4.15現在,参加施設は急性期病院15,回復期リハ病棟など34,維持期5,計54施設で,北九州市,遠賀中間地区の主要医療機関が参加.総パス利用件数は2225件である.参加しやすさを優先したため,診療計画や達成目標を明確でない,二次骨折...

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Published in整形外科と災害外科 Vol. 65; no. 1; pp. 99 - 100
Main Authors 佐伯, 覚, 蜂須賀, 研二, 野口, 雅夫, 原口, 和史, 加藤, 徳明, 村上, 武史, 林, 秀俊, 糸満, 盛憲
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 西日本整形・災害外科学会 2016
Subjects
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ISSN0037-1033
1349-4333
DOI10.5035/nishiseisai.65.99

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Summary:北九州リハ医会が運営母体となり,2011年8月より運用してきた北九州大腿骨近位部骨折地域連携パス―北九州標準モデル―の現況と問題点について報告した.パスの様式は連携に必要な患者情報に特化し,詳細な内容や期間等は含めていない.ホームページからダウンロードでき,電子入力も可能であるが,パスデータの送付は紙ベース.連絡協議会は北九州脳卒中パスと同時開催である.2015.4.15現在,参加施設は急性期病院15,回復期リハ病棟など34,維持期5,計54施設で,北九州市,遠賀中間地区の主要医療機関が参加.総パス利用件数は2225件である.参加しやすさを優先したため,診療計画や達成目標を明確でない,二次骨折の予防の視点に欠けるなどの問題点があり,パスの改訂作業を予定している.
ISSN:0037-1033
1349-4333
DOI:10.5035/nishiseisai.65.99