名古屋大学医学部における「地域枠」学生教育の工夫

医師不足対策として,医学部地域枠定員が増員されているが,その教育システム,カリキュラムについては,まだ確立されていない.名古屋大学医学部においても,平成21年度より地域枠学生の受け入れを開始,地域医療教育学講座を開講し,地域医療セミナー,基礎医学セミナー,病院見学会,多職種連携教育等を行っている他,平成25年度からは4年生対象の必修科目地域医療学(7コマ)を実施予定である.地域枠学生対象の教育には,担当講座内にとどまらない,大学内外の組織や地域との連携や,また上級生のロールモデルとしての役割が重要であると考えられた....

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Published in医学教育 Vol. 44; no. 1; pp. 33 - 35
Main Authors 青松, 棟吉, 植村, 和正, 阿部, 恵子, 安井, 浩樹, 平川, 仁尚
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本医学教育学会 25.02.2013
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ISSN0386-9644
2185-0453
DOI10.11307/mededjapan.44.33

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Summary:医師不足対策として,医学部地域枠定員が増員されているが,その教育システム,カリキュラムについては,まだ確立されていない.名古屋大学医学部においても,平成21年度より地域枠学生の受け入れを開始,地域医療教育学講座を開講し,地域医療セミナー,基礎医学セミナー,病院見学会,多職種連携教育等を行っている他,平成25年度からは4年生対象の必修科目地域医療学(7コマ)を実施予定である.地域枠学生対象の教育には,担当講座内にとどまらない,大学内外の組織や地域との連携や,また上級生のロールモデルとしての役割が重要であると考えられた.
ISSN:0386-9644
2185-0453
DOI:10.11307/mededjapan.44.33