けいれん性音声障害の外科的治療 : その概念と手技

「はじめに」けいれん性音声障害は難治性音声障害の一つで病因, 診断, 治療の何れをとっても確立したものは無い. 歴史的には, 心因性と考えられ病名も緊張性音声障害spastic dysphoniaといわれたが, 心理療法, 音声訓練などが全く無効な事から, focal dystonia病巣性ジストニア(筋緊張異常)の一つとして, けいれん性音声障害またはけいれん性発声障害"spasmodic dysphonia", SDと略す)と云われる様になった. 治療もDedoが反回神経の切断を行い1), ある程度の効果を得, 一時は第1選択の治療とされたが, その後Alonsoら2)...

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Published in喉頭 Vol. 12; no. 1; pp. 26 - 30
Main Authors 一色, 信彦, 山本, ゆき子, 前田, 秀夫, 大森, 孝一, 土師, 知行
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本喉頭科学会 2000
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