胃癌・大腸癌手術におけるサルコペニアと周術期感染性合併症
超高齢化社会を迎える本邦において,加齢に伴うサルコペニアは消化器癌における治療方針を決める上でも重要な要素となる可能性がある。本稿では,骨格筋の量や質の低下が腫瘍学的予後に与える影響,周術期感染性合併症が腫瘍学的予後に与える影響,そしてその両者の相互関係をこれまでの報告をもとに,われわれの研究データも踏まえこれまでの文献的に再評価するとともに,今後の展望を考察したい。...
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Published in | 日本外科感染症学会雑誌 Vol. 18; no. 2; pp. 304 - 313 |
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Main Authors | , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本外科感染症学会
15.12.2021
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Subjects | |
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ISSN | 1349-5755 2434-0103 |
DOI | 10.24679/gekakansen.18.2_304 |
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Summary: | 超高齢化社会を迎える本邦において,加齢に伴うサルコペニアは消化器癌における治療方針を決める上でも重要な要素となる可能性がある。本稿では,骨格筋の量や質の低下が腫瘍学的予後に与える影響,周術期感染性合併症が腫瘍学的予後に与える影響,そしてその両者の相互関係をこれまでの報告をもとに,われわれの研究データも踏まえこれまでの文献的に再評価するとともに,今後の展望を考察したい。 |
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ISSN: | 1349-5755 2434-0103 |
DOI: | 10.24679/gekakansen.18.2_304 |