第64回日本農村医学会学術総会について

「はじめに」 第64回日本農村医学会学術総会は平成27年10月22日(木), 23日(金)の両日, 秋田市の「秋田県民会館, 秋田キャッスルホテル, 秋田市にぎわい交流館」において開催された. 秋田県では平成16年に山本組合総合病院の大渕宏道院長(当時)が第53回学術総会を主催して以来, 11年ぶり6度目の開催であり, 発表演題総数は過去最高の530演題で, 参加人数も1,338名を数え盛況であった. 幸い秋晴れの好天にも恵まれ, 事務局ならびに学会員のご支援のもと盛会裡に会を終えることができた. 「学会テーマ」 今回の学会は, 「少子高齢社会と地域医療 - 秋田県の挑戦 -」のメインテーマの...

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Published in日本農村医学会雑誌 Vol. 64; no. 6; pp. 921 - 933
Main Author 日本農村医学会
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本農村医学会 2016
日本農村医学会
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Summary:「はじめに」 第64回日本農村医学会学術総会は平成27年10月22日(木), 23日(金)の両日, 秋田市の「秋田県民会館, 秋田キャッスルホテル, 秋田市にぎわい交流館」において開催された. 秋田県では平成16年に山本組合総合病院の大渕宏道院長(当時)が第53回学術総会を主催して以来, 11年ぶり6度目の開催であり, 発表演題総数は過去最高の530演題で, 参加人数も1,338名を数え盛況であった. 幸い秋晴れの好天にも恵まれ, 事務局ならびに学会員のご支援のもと盛会裡に会を終えることができた. 「学会テーマ」 今回の学会は, 「少子高齢社会と地域医療 - 秋田県の挑戦 -」のメインテーマの下に開催させていただいた. その意図は, 少子高齢化と人口減少が全国で最も速いペースで進行している秋田県での開催であり, さらにはこの問題が秋田県のみならず今や全国どの地域でも等しく共通した問題となっており, これからの地域医療を実践する上でその対応策を考慮しなければならない喫緊の課題であることから, 地域の公的医療機関である全国の厚生連病院が主要な会員病院となっている本学会においてこそ, 是非とも取り上げなければならないテーマではないか, という思いからであった.
ISSN:0468-2513
1349-7421
DOI:10.2185/jjrm.64.921