外来がん化学療法部門システムの追加導入と混合調製業務に寄与する因子の多変量解析
<緒言> 薬剤部の業務内容は年々複雑化しており,新規業務の立ち上げが頻繁に起こっている.この際に検討される重要項目の中に,運用システムの構築および業務所要時間の把握がある.医療情報システムの導入においては,ユーザー側よりシステムエンジニア(以下,SEと略す)に対して機能の要求提示が必要であり,これが利用価値を決定する最も重要な部分である.このためには,現場で必要性,安全性,効率を兼ね備えた機能要求を抽出し,さらに費用や時間を考慮してそれを選別する必要がある.システムの導入工程モデルには,ウォーターフォールモデル,スパイラルモデル,プロトタイプモデルなどいくつかの開発工程モデルが提唱...
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Published in | 医療薬学 Vol. 32; no. 5; pp. 436 - 444 |
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Main Authors | , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人日本医療薬学会
2006
日本医療薬学会 |
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Summary: | <緒言> 薬剤部の業務内容は年々複雑化しており,新規業務の立ち上げが頻繁に起こっている.この際に検討される重要項目の中に,運用システムの構築および業務所要時間の把握がある.医療情報システムの導入においては,ユーザー側よりシステムエンジニア(以下,SEと略す)に対して機能の要求提示が必要であり,これが利用価値を決定する最も重要な部分である.このためには,現場で必要性,安全性,効率を兼ね備えた機能要求を抽出し,さらに費用や時間を考慮してそれを選別する必要がある.システムの導入工程モデルには,ウォーターフォールモデル,スパイラルモデル,プロトタイプモデルなどいくつかの開発工程モデルが提唱されている1)が,近年ではコミュニケーションに重点を置き,要求の変更に迅速に対応しながら開発を進めていくAgile開発手法なども浸透してきており2,3),開発工程で随時要求の変更が可能となってきている. |
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ISSN: | 1346-342X 1882-1499 |
DOI: | 10.5649/jjphcs.32.436 |