歯の硬組織に対する自由電子レーザー照射のレーザー波長依存性とプラズマ・アブレーション

歯の硬組織のレーザー・アブレーションの効果と機構を解明する一助として波長可変な自由電子レーザー(FEL)を用いた実験を行った.日本大学LEBRA-FELで波長2.0から6.0μmの範囲で歯の断面に照射した結果,波長依存性が明確にとられることが出来,また,組織によって至適波長に若干の差異が認められた.LEBRA-FELのピット形成の様子の観察から,粒子が飛び出るプラズマ・アブレーションを起こしている可能性が示唆された....

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Published in日本レーザー医学会誌 Vol. 29; no. 2; pp. 106 - 111
Main Authors 早川, 建, 田中, 俊成, 寒河江, 登志朗, 早川, 徹, 早川, 恭史, 山本, 浩嗣, 佐藤, 由紀江, 谷本, 安浩, 佐藤, 勇, 岡田, 裕之
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 特定非営利活動法人 日本レーザー医学会 2008
日本レーザー医学会
Subjects
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ISSN0288-6200
1881-1639
DOI10.2530/jslsm.29.106

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Summary:歯の硬組織のレーザー・アブレーションの効果と機構を解明する一助として波長可変な自由電子レーザー(FEL)を用いた実験を行った.日本大学LEBRA-FELで波長2.0から6.0μmの範囲で歯の断面に照射した結果,波長依存性が明確にとられることが出来,また,組織によって至適波長に若干の差異が認められた.LEBRA-FELのピット形成の様子の観察から,粒子が飛び出るプラズマ・アブレーションを起こしている可能性が示唆された.
ISSN:0288-6200
1881-1639
DOI:10.2530/jslsm.29.106