高齢者に対する介護予防運動器の機能向上トレーニングによる循環系および自律神経機能に与える影響

〔目的〕本研究の目的は,介護予防運動器の機能向上トレーニングによる循環系および自律神経機能に与える影響を検討することである。〔対象〕高齢者26名(平均78.6歳)。〔方法〕柔軟性,セラバンドを利用した筋力,およびバランストレーニングから成る低強度の複合トレーニングを週2回の頻度で12週間実施した。トレーニング施行前後に運動機能,安静時の血圧,脈拍,および自律神経機能のバランスを測定した。〔結果〕脈拍数,血圧に有意な変化を認めなかった。副交感神経機能は有意に増加し,交感神経機能は有意に低下した。〔結語〕介護予防運動器の機能向上トレーニングは自律神経機能のバランスの改善が期待される。...

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Published in理学療法科学 Vol. 24; no. 1; pp. 131 - 134
Main Authors 高見澤, 薫理, 山田, 拓実
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 2009
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ISSN1341-1667
2434-2807
DOI10.1589/rika.24.131

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Summary:〔目的〕本研究の目的は,介護予防運動器の機能向上トレーニングによる循環系および自律神経機能に与える影響を検討することである。〔対象〕高齢者26名(平均78.6歳)。〔方法〕柔軟性,セラバンドを利用した筋力,およびバランストレーニングから成る低強度の複合トレーニングを週2回の頻度で12週間実施した。トレーニング施行前後に運動機能,安静時の血圧,脈拍,および自律神経機能のバランスを測定した。〔結果〕脈拍数,血圧に有意な変化を認めなかった。副交感神経機能は有意に増加し,交感神経機能は有意に低下した。〔結語〕介護予防運動器の機能向上トレーニングは自律神経機能のバランスの改善が期待される。
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.24.131