Hallermann-Streiff症候群の全身麻酔の1例

Hallermann-Streiff症候群は極めてまれな先天性疾患であり,特有の顔貌を特徴とすることから気道確保困難を呈する代表的疾患とされる.今回,後頚部固定術後で頚部の可動性が制限されているHallermann-Streiff症候群患者の全身麻酔に対して,エアウェイスコープ®と薄型AWSイントロック®を用いて軽度鎮痛・鎮静を伴う意識下挿管を行い,安全に麻酔管理が行えた....

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Published in日本臨床麻酔学会誌 Vol. 36; no. 5; pp. 528 - 531
Main Authors 片岡, 万紀子, 藤田, 靖明, 中田, 純, 佐野, 逸郎, 芝, 朋加, 中島, 基晶
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本臨床麻酔学会 15.09.2016
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Summary:Hallermann-Streiff症候群は極めてまれな先天性疾患であり,特有の顔貌を特徴とすることから気道確保困難を呈する代表的疾患とされる.今回,後頚部固定術後で頚部の可動性が制限されているHallermann-Streiff症候群患者の全身麻酔に対して,エアウェイスコープ®と薄型AWSイントロック®を用いて軽度鎮痛・鎮静を伴う意識下挿管を行い,安全に麻酔管理が行えた.
ISSN:0285-4945
1349-9149
DOI:10.2199/jjsca.36.528