高齢者の口腔機能はどのように低下するのか
口腔機能は加齢とともに低下する.全身の機能の低下に伴い低下する.歯やインプラントの存在は,健康増進やフレイル予防に有効である.一方で身体機能の低下した患者にとってはその効力を相対的に失う.さらに重症の要介護状態では,歯やインプラントの存在が口腔環境や生命のリスクとなる場面もある.歯の存在がリスクとならないように,あらゆるステージにおいても口腔管理が適正に実施されなければならない.自立を失った高齢者に十分な口腔管理が提供できない現状は早期に解決しなければならない歯科の課題である....
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Published in | 日本口腔インプラント学会誌 Vol. 32; no. 2; pp. 102 - 106 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益社団法人 日本口腔インプラント学会
30.06.2019
日本口腔インプラント学会 |
Subjects | |
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ISSN | 0914-6695 2187-9117 |
DOI | 10.11237/jsoi.32.102 |
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Summary: | 口腔機能は加齢とともに低下する.全身の機能の低下に伴い低下する.歯やインプラントの存在は,健康増進やフレイル予防に有効である.一方で身体機能の低下した患者にとってはその効力を相対的に失う.さらに重症の要介護状態では,歯やインプラントの存在が口腔環境や生命のリスクとなる場面もある.歯の存在がリスクとならないように,あらゆるステージにおいても口腔管理が適正に実施されなければならない.自立を失った高齢者に十分な口腔管理が提供できない現状は早期に解決しなければならない歯科の課題である. |
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ISSN: | 0914-6695 2187-9117 |
DOI: | 10.11237/jsoi.32.102 |