温度刺激検査 (カロリックテスト) に関するアンケート調査結果

「はじめに」診断基準化委員会では, 温度刺激検査のガイドラインを作成する目的で, 温度刺激検査が各施設でどのように行われているかの現状を把握するためのアンケート調査を実施した. 本アンケートは, 医育機関耳鼻咽喉科代表者(教授)と医育機関耳鼻咽喉科に属していない日本めまい平衡医学会専門会員に送付し, 送付数252通に対して回答数146通(回答率57.9%)を得た. 回答のあった146施設のうち, 140施設(95.9%)が耳鼻咽喉科であった. その結果を報告する. 「アンケート結果」1. 温度刺激検査を行っているか 温度刺激検査を実施している施設が146施設のうち116施設(79.5%)であっ...

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Published inEquilibrium Research Vol. 74; no. 2; pp. 126 - 133
Main Authors 担当理事:, 飯田 政弘, 委員:渡辺, 行雄, 鶴岡, 尚志, 重野, 浩一郎, 武井, 泰彦, 委員長:武田, 憲昭, 山本, 昌彦, 伊藤, 彰紀, 池園, 哲郎, 池田, 卓生, 浅井, 正嗣, 一般社団法人日本めまい平衡医学会, 診断基準化委員会, 今井, 貴夫, 副委員長:中村, 正
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本めまい平衡医学会 2015
日本めまい平衡医学会
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ISSN0385-5716
1882-577X
DOI10.3757/jser.74.126

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Summary:「はじめに」診断基準化委員会では, 温度刺激検査のガイドラインを作成する目的で, 温度刺激検査が各施設でどのように行われているかの現状を把握するためのアンケート調査を実施した. 本アンケートは, 医育機関耳鼻咽喉科代表者(教授)と医育機関耳鼻咽喉科に属していない日本めまい平衡医学会専門会員に送付し, 送付数252通に対して回答数146通(回答率57.9%)を得た. 回答のあった146施設のうち, 140施設(95.9%)が耳鼻咽喉科であった. その結果を報告する. 「アンケート結果」1. 温度刺激検査を行っているか 温度刺激検査を実施している施設が146施設のうち116施設(79.5%)であった. 2. 刺激方法 実施している116施設のうち, 注水刺激を用いている施設が92施設(79.3%), エアー刺激を用いている施設が13施設(11.2%), 両方の刺激を用いている施設が11施設(9.5%)であった.
ISSN:0385-5716
1882-577X
DOI:10.3757/jser.74.126