注湯による鋳物作業場内空気質の変化について

鋳物作業場内作業環境空気を対象に,VOC定性分析を行い,原料由来の熱分解物質の存在について考察した.また,VOC72種,アルデヒド類7種ならびにケトン類2種の定量分析を行い,その濃度から閾希釈倍数を求め,注湯による空気質の変化について考察した.その結果,作業場内空気から原料由来の熱分解物質を含む非常に多種類のVOC物質が検出され,その中で閾希釈倍数が大きい成分はアセトアルデヒドとキシレンであった....

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Published inにおい・かおり環境学会誌 Vol. 40; no. 1; pp. 18 - 25
Main Authors 石川, 紫, 唐牛, 聖文, 竹内, 庸夫, 蓑毛, 康太郎, 大塚, 宜寿, 野尻, 喜好, 柳沢, 幸雄
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 社団法人 におい・かおり環境協会 01.01.2009
におい・かおり環境協会
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Summary:鋳物作業場内作業環境空気を対象に,VOC定性分析を行い,原料由来の熱分解物質の存在について考察した.また,VOC72種,アルデヒド類7種ならびにケトン類2種の定量分析を行い,その濃度から閾希釈倍数を求め,注湯による空気質の変化について考察した.その結果,作業場内空気から原料由来の熱分解物質を含む非常に多種類のVOC物質が検出され,その中で閾希釈倍数が大きい成分はアセトアルデヒドとキシレンであった.
ISSN:1348-2904
1349-7847
DOI:10.2171/jao.40.18