高度食道裂孔ヘルニアを伴うcovered SEMS留置後胆嚢炎症例に対するPTGBD rendezvous techniqueを用いた経乳頭的胆嚢ドレナージ

症例は76歳女性. 黄疸を主訴に前医を受診し, 精査目的に当センターに紹介となった. 血液検査で肝胆道系酵素上昇と黄疸を認め, 腹部CT検査で膵頭部癌・多発肝転移が疑われた. また胃の大部分は胸腔内に脱出しており, 高度食道裂孔ヘルニアを伴う症例であった. 減黄目的にERCPを試みたが, 十二指腸鏡(TJF-Q290V, Olympus)のみでは食道裂孔ヘルニアのため乳頭部に到達できなかった....

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Published in胆道 Vol. 36; no. 4; pp. 561 - 562
Main Authors 潟沼, 朗生, 林, 毅, 高橋, 邦幸, 金, 俊文, 岩野, 光佑, 豊永, 啓翔
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本胆道学会 31.10.2022
日本胆道学会
Subjects
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ISSN0914-0077
1883-6879
DOI10.11210/tando.36.561

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Summary:症例は76歳女性. 黄疸を主訴に前医を受診し, 精査目的に当センターに紹介となった. 血液検査で肝胆道系酵素上昇と黄疸を認め, 腹部CT検査で膵頭部癌・多発肝転移が疑われた. また胃の大部分は胸腔内に脱出しており, 高度食道裂孔ヘルニアを伴う症例であった. 減黄目的にERCPを試みたが, 十二指腸鏡(TJF-Q290V, Olympus)のみでは食道裂孔ヘルニアのため乳頭部に到達できなかった.
ISSN:0914-0077
1883-6879
DOI:10.11210/tando.36.561