前大脳動脈末梢部動脈瘤の手術アプローチに関する検討
「はじめに」前大脳動脈末梢部動脈瘤(distal anterior cerebral artery aneurysms: DACA-AN)は, 頭蓋内動脈瘤の1.5-9%と他の部位に比べてその頻度は低い. 前交通動脈より遠位に発生する動脈瘤の総称であるため, 解剖学的な多様性を有し, 特徴的なピットフォールもある. 手術アプローチは通常 interhemispheric approach (IHA) が選択されることが多いが, 発生部位によってアプローチの角度, 深度は異なり, その選択には注意を要する. 当施設での手術例をもとに, DACA-ANの解剖学的特徴と手術アプローチについて検討を行...
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Published in | 脳卒中の外科 Vol. 43; no. 6; pp. 438 - 441 |
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Main Authors | , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本脳卒中の外科学会
2015
日本脳卒中の外科学会 |
Subjects | |
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ISSN | 0914-5508 1880-4683 |
DOI | 10.2335/scs.43.438 |
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Summary: | 「はじめに」前大脳動脈末梢部動脈瘤(distal anterior cerebral artery aneurysms: DACA-AN)は, 頭蓋内動脈瘤の1.5-9%と他の部位に比べてその頻度は低い. 前交通動脈より遠位に発生する動脈瘤の総称であるため, 解剖学的な多様性を有し, 特徴的なピットフォールもある. 手術アプローチは通常 interhemispheric approach (IHA) が選択されることが多いが, 発生部位によってアプローチの角度, 深度は異なり, その選択には注意を要する. 当施設での手術例をもとに, DACA-ANの解剖学的特徴と手術アプローチについて検討を行った. 「対象と方法」2007年から2013年に直達手術を行ったDACA-ANの連続18症例を対象とした. |
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ISSN: | 0914-5508 1880-4683 |
DOI: | 10.2335/scs.43.438 |